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OKAJUN Blog

劇作家の岡本ジュンイチが、みずからの気分に基づいて記事を書いていきます

書評『地獄変』

この小説は、一人の役人の視点を通して描かれた、主人公の絵師・良秀のかわいそうな物語です。
サル呼ばわりされるほどの容貌に、世間では大変評判の悪い頑固者の良秀に、ある時地獄絵を書くように依頼されます。
しかし良秀は、頑として「私の目の前で本物の地獄を見せてくれないとそういう絵が描けない」と言い張ります。
その言動に躍起になって、その主人はあることを考えついてしまいます。果たして、その考えとは・・・。
親子の絆や、仕事というものの残酷さを描いた、芥川龍之介作品のなかでもとりわけ強くおすすめしたい名作中の名作です。

 

 

地獄変 (集英社文庫)

地獄変 (集英社文庫)

 

 

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