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OKAJUN Blog

劇作家の岡本ジュンイチが、みずからの気分に基づいて記事を書いていきます

書評『劇作ワークブック 戯曲の書き方を学ぶ13のレッスン』

この書籍は、演劇脚本を書くためのノウハウを理論的に説明するだけでなく、実践的な課題やワークを特集している書籍です。
ですので、集団で行うワークショップの手引き書として大変重宝されやすい内容となっています。
オススメの戯曲や課題図書も記されているので、劇作の初心者にも入り込みやすく書かれてあり、また劇作を行っている現役の作家でも、改めて再確認させられることがいっぱいあります。
例えば、物語の主人公や舞台の設定、そして作品の核心を先に決めることを、この書籍ではおすすめしています。
よく世間では、綿密にあらすじやプロットを考えるように指導する作法書が多いです。
しかし、この本では、そういう綿密なストーリー設定をするのは頭でっかちな方法であるとして、登場人物の人間らしさを尊重した創作のアプローチを推奨しているのです。
頭で考えるよりもまずは実践をすることの大切さを教えてくれる、創作における良書の一冊ということができるでしょう。

 

劇作ワークブック―戯曲の書き方を学ぶ13のレッスン

劇作ワークブック―戯曲の書き方を学ぶ13のレッスン